創業動機

私は短大卒業後、総合商社に就職しました。 
5年間勤務し、保育士・幼稚園教諭免許を生かし、いつか幼稚園教諭になるつもりでしたので1年間アメリカのフロリダにある幼稚園でボランティアをし、日本に戻り、更にモンテッソーリ教育を学びました。その後数年モンテッソーリ教育の幼稚園で勤務していました。
すべてが順風満帆で結婚後幼児教室を開業する道筋でした。

母の応援もあり、一緒にやれたら楽しいねと計画を練っていました。
しかし、東日本大震災後、母と子供たちと避難をしたときに、母が道に迷ったり、何か間違いを指摘すると言い訳したり、怒ったりするようになりました。
日常生活も料理ができなくなったりと
これはいわゆる認知症なのか、それを認めたくない自分となんとか通常の母に戻したい一心で病院を駆け回りました。

病院の他、あらゆる治療法を試みた結果、認知症にアプローチ出来る治療があることを本で知り、鍼灸にたどりつきました。

鍼灸に通いだし、目の前で母がすっきり若返り気持ちよく過ごしてくれていく変化を見て
もっと早く鍼灸をしていたら、不穏な状態も抑えられにこやかに家で過ごせていたかもしれない、と残念には思います。                          

しかしそのようなこともあり母を治療して下さった恩師 (兵頭先生)との出会いで私自身 鍼灸専門学校に三年間通い 鍼灸師国家資格を取得し、今、母に治療をしています。

これから高齢化社会となり、認知症の患者さんも増えていくことと思います。
私のように大変な思いをさせたくないですし、

一人でも多くの方がいつまでも美しく、健康で幸せに過ごして頂きたい思いから

鍼灸院を開業致します。

 

 院長  佐川聖子

経歴

佐川聖子
認知症専門鍼灸師

東京生まれ。総合商社ニチメン㈱から転職し、モンテッソーリ教育の「原宿子供の家」にて幼稚園教諭主任
として幼児教育に従事。
2011年に実母のレビー小体型認知症発症をきっかけに鍼灸の認知症改善効果を知り、
日本医学柔整鍼灸専門学校に通い、国家資格はり師きゅう師を取得。
同時に三焦鍼法を学び、認定資格を得る。鍼灸師資格取得後、カリスタ㈱勤務。のちに開業。
千葉県浦安市の舞浜倶楽部(有料老人ホーム)で入居者に施術を行う。

一般社団法人老人病研究会地域フロンティア代表、公益財団法人認定証の人と家族の会の東京都世話人、
一般社団法人日本認知症予防学会会員、一般社団法人日本女性財団フェムシップドクターwell-beingリーダー、
よみうりカルチャーセンター、港区社会福祉協議会にてツボマッサージセミナーの講師としても活躍中。